クラフターマクロのすすめ1 -マクロとは?-
- greenkidzzz
- 2021年2月23日
- 読了時間: 9分
最初の記事はちょっとはタメになるかもしれないものをということで、クラフターのマクロについて何回かに分けて記事にしたいと思います!
★この記事の対象者
クラフターのレベルも上がって拾い物のマクロも使っているけど、正直よくわからない
こんな方が自分でマクロを作れるようになる、考えられるようになることを目指します!!
★マクロが作れるとこんないいことがあります
①自分のステータスに合わせたマクロを自分で用意できる!!
②効率化していく過程が楽しい!!
③クラフターに愛着がわく!!
④ちょっとの効率化のためにわざわざ禁断しなおしてマテリアがなくなっていく非効率さが楽しい!!
★今回の内容
初回は基本中の基本として、3つのポイントを紹介します!!
1.マクロとは?
2.マクロの使い方
3.マクロの評価の仕方
1と2はシステム的な部分の解説、3はマクロを組む上で常に気にするべき基礎的な考え方となります!
ある程度知っている人は多分3だけ読んでもらえればいいと思います!
1.マクロとは?

さて、そもそもマクロとはなんでしょうか?
【複数の操作をひとつにまとめて記録しておき、順番に実行するためのもの】 です!
クラフターに関して例を挙げると、あるものの製作に当たり「加工」→「加工」→「作業」というアクションを順番に行う必要があるとします。
通常はこれらのアクションを1つずつ順番に押す必要がありますが、マクロを利用するとボタン1つ押すだけでこの「加工」→「加工」→「作業」という一連の流れを自動で実行してくれるようになります。

つまり、クラフターにおけるマクロとは、あるアイテム製作の流れをマクロに記録しておくことで、マクロボタンを押すだけで自動でアイテムを完成まで持っていけるようになります!
(細かく言うと必ずしも完成ではありませんが、基本的には完成まで持っていくことが多いです)
①アクションの順番をいちいち全部覚えておく必要がない
②1ボタンで実行してくれるので、次々とボタンを押す手間がない。
③記録した通りに動くので押し間違いのリスクが減る。
④(後述の内容を含みますが)テキストで記録するため人に伝えるときにコピペしやすい
等の利点があるため、特に量産するようなアイテムではマクロが非常によく使われるようになるのです!
2.マクロの使い方
さてそうした便利なマクロですが、どのように使うかというと、基本的には以下の流れで使います。
(1)マクロを作成する
(2)マクロをホットバーに入れておく
(1)マクロを作成する
まず メインコマンド > システムメニュー > マクロ管理 を開きます。

マクロの管理画面で、空いているマス(番号が表示されているところ)を選ぶとマクロを編集できます。
このとき、マクロは「このキャラクター専用」と「他のキャラクターと共通」のタブがあります。意味は文字通りなので、複数のキャラを持っている人は目的に応じた方のタブを選びましょう!
(下の画像では左上の「1」のところが空き枠です!!)

名前とアイコンを適当に選んだら、中身を記入していきます。
完成マクロがこんな感じ!!

左上の四角い枠がアイコン、右上の四角い枠がマクロの名前、おっきな四角が中身です!!
このマクロ自体の解説は省略しますが、マクロの中身には1行ずつ、実行したいことを順番に書いていきます。
1行に書く内容は、大きく3つのパーツに分かれます。以下の3つを半角スペースで区切って入れていきましょう♪
(a)どういう種類の操作をしたいか?
(b)することの詳細(アクション名など)
(c)補助的な記述(遅延や効果音など)
順番にみていきましょう。
(a)どういう種類の操作をしたいか?
クラフターマクロで使うのは基本的に以下の2つのどちらかです!
/ac
「作業」「加工」「インナークワイエット」などのクラフターアクションを使う場合はこちら。このあとに半角スペースをはさんでアクション名を入れることでアクションを実行できます!
/e
自分のみに表示されるシステムメッセージを出します。メモ書きや、複数マクロを連続して使う場合などに使います!
(b)することの詳細
先ほどの(a)で入れた内容により変わってきます。
/acの場合
作業や加工など、使いたいクラフターアクションの名前をそのまま入力します。
/eの場合
システムメッセージ(メモ書き)として表示したい文章をそのまま入力します。
(c)補助的な記述
補助的とは言いますが、実はクラフターのマクロはここが無いとだいたいまともに動かないので注意が必要です!基本的には以下の2つを使います。
<wait.2> や <wait.3>などのwait。
この記述を入れると、その行の内容を実行してから次の行の内容を実行するまでに指定した秒数の遅延が入ります。
.の後の数字に1~60の整数を入れることで、1秒単位で秒数が調整できます!
このwaitがない場合、マクロは時間差ほぼなしですべての行の内容を実行するように指示を出します。
例えば
/ac 作業
/ac 作業
/ac 作業
とした場合、手動の操作だと作業のボタンを間髪入れずに3連打したことになります。
一番最初の作業は実行されますが、そのあとの2つは前のアクションの途中のため実行できず、結果的に一番上の作業しか実行されません。
そのため、アクション系の行のあとには適切なwaitを入れて、ちゃんとすべてのアクションが実行されるようにしてあげる必要があります。
マクロの使い方により例外はありますが、基本は2か3です。
大雑把に言うと、加工や作業を進める系のアクションのwaitは3、バフなどの補助系アクションのwaitは2です。(ただし経過観察は3)
<se.2>などの効果音
これをつけると、その行を実行したときに効果音が鳴ります。.の後の数字によって音が変わります♪
マクロが長くなると、1度ボタンを押した後40秒近くボタンを押す必要がなくなります。ぼーっとしているとマクロの終わりに気づかないということもあるため、そうした時に最後の行で音が鳴るようにするなどの使い方をします!
こちらは別に無くてもかまわないがあると便利というものです!
これを踏まえると、先ほどのマクロは以下のようになります。
<マクロ(再掲)>
/ac 真価 <wait.3>
/ac 下地加工 <wait.3>
/ac 下地加工 <wait.3>
/ac ビエルゴの祝福 <wait.3>
/ac ヴェネレーション <wait.2>
/ac 下地作業 <wait.3>
/e 完成!! <se.2>
<動作>
1.「真価」を実行、3秒待ちます。
2.「下地加工」を実行、3秒待ちます。
3.「下地加工」を実行、3秒待ちます。
4.「ビエルゴの祝福」を実行、3秒待ちます。
5.「ヴェネレーション」を実行、2秒待ちます。 (ここは補助アクションのため2秒でOK)
6.「下地作業」を実行、3秒待ちます。(最後のアクションなのでwaitは入れなくてもOK)
7.効果音とともに『完成!!』というメッセージをログに表示します。
つまりこのマクロにより、真価→下地加工*2→ビエルゴの祝福→ヴェネレーション→下地作業 という製作の工程を1ボタンで、自動的に実行できるようになります!!
ちなみにこのマクロは、パッチ5.45時点で一定以上のステータスがあれば「巨匠の水薬」HQ確定、「収集用の水薬」最高評価確定で作れるマクロになります。
(2)マクロをホットバーに入れる
さて、マクロを作成したらホットバーに入れましょう!!
マクロ管理からでも使えますが、基本的にはホットバーに入れる方が便利です。
長くなってきたしこの辺は操作タイプによっても違うのでさらっと!

マクロ管理から先ほど作ったマクロのメニューを開き「ホットバーに登録する」でホットバーに入れられます!
3.マクロの評価の仕方
さて、マクロとはつまりあるものの製作の手順を記録したものとなるわけです。
当然ですが同じものを作るにも手順は1通りだけではなく、いろいろな作り方ができる場合がほとんどです!
色々なやり方があるため、どのマクロ=作り方が良いか評価する必要が出てきます。
評価の観点は複数あるため、必ずしもこれが最善!!ということは基本的にありません。
以下のような評価基準をもとに、自分が一番重視するところを決めてマクロを制作・あるいは選べバ良いと思います。
①必要ステータス
②所要時間
③成功率
④行数
①必要ステータス
同じアクションを使ってもステータスによって工程の進み具合や品質の上がり具合は違います。そのため、マクロを作る時に想定されていたステータスに満たない場合には、以下のようなことがあります。
・作業値が足りず製作失敗する
・作業値が高すぎて途中で完成してしまう
・加工値が足りず、NQ品が完成する場合がある
・CPが足りず、途中でアクションが実行できないままマクロが終わる
そのため、マクロを使う側としては自分のステータスで問題なく動作するマクロ、作る側としては他の条件が同じならより低いステータスで動作させられるマクロが優れているということになります!!
②所要時間
アクションをするにはその分時間をかける(waitを入れる)必要があるため、入れたアクションによって完成までの時間が異なります!
完成までの時間はそのまま、同じ時間にどれだけの数を作れるかということに直結するため、これもほかの条件が同じであれば所要時間は短い方が優れているということになります!
ちなみに、後述の行数もほぼ所要時間に近くなりますが、アクションによって必要なwaitが2だったり3だったりするため、同じ行数でも所要時間は違うことがあります。
③成功率
だいたいのマクロは全NQ素材からHQ品を完成というように作られていますが、実は成功率というものがあります。


だいたいこいつらのせいです!!
製作中、2ターン目以降に「最高品質」という状態が現れることがあります。
こいつ自体は、そのターンの品質上昇を大幅にアップしてくれますが、その直後のターンは必ず「低品質」状態となります。
「低品質」状態では品質の上昇量が大幅にダウンしてしまいます・・・
グレートストライド→ビエルゴの祝福などのバフからの強力アクションの際に、低品質が重なると品質が足りず、NQ品が完成してしまう場合があります。
細かな確率を真面目に計算しようとするととても大変になるので、この低品質による事故がある/ないで判断しましょう!
当然、これもほかの条件が同じなら事故がなく確実に成功する方が優れています。
ちなみに、「突貫作業」や「ヘイスティタッチ」など、そもそも成功率が100%でないアクションを使った場合も確実ではなくなります。
ちなみに低品質によるNQ完成を回避するには、一般的に次のどちらかのようにマクロを組むことが必要です。
・2ターン目から品質最大まで、品質が上昇するアクションのみを連続して行う。(間にイノベーションやインナークワイエットなどのバフも挟んではいけません。品質も上昇するので精密作業はOK!)
・マクロに工夫をし、低品質を避けるようにする(今後の記事で紹介予定です!!)
④行数
前述のように行数はだいたい所要時間に直結しますが、1つだけ行数の特別な事情があります!
1マクロには15行までしか記述できません。
そのため、15行を超えるとマクロを2つに分けなければならなくなり、ちょっと面倒です。
つまり、(所要時間を含めた)ほかの条件が同じなら1~15行が最良、16~30行が劣る、31行~・・・というように、マクロを分けなければならない数が少ないほど優れているということになります!!
これらの①~④を考慮して、マクロを評価していきます。
実際には、「このマクロだと100%成功するけど1秒長くなる」、「このマクロのが1秒短いけど禁断しなおさないといけない」など、取捨選択をすることになる場合がほとんどです。
はい。しゅっとまとめるつもりが初歩のところですでに長いですね???
ただここに書いたことは今後マクロを組んでいくうえでとても大事になるところなので、特にマクロを評価するときの考え方は身に着けておいて損はないと思います!!
マクロの基礎的なところはだいたい紹介できたので、次以降は実践的な内容を記事にしていきたいと思います!!
よろしくおねがいします♪
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